これまで折笠さん、ニヘイさんの作品について触れ、ニヘイさんがアメリカのミュージックレーベルから受けて制作したアニメーションを上映したところで、 今度はお仕事の話題に移ります。
三人はフリーランスで仕事されてますが、和田くんは大学で教える仕事をしていますね。どうですか?(山村)#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
お仕事について— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
和田「人の絵が描けない問題。自分の絵を動かすだけでは生きていけないので、大学の教員をしながら作っています。」
折笠「少ないながらも、制作の依頼がアーティストから来ている」#08ZOOM #アニメーションの思想地図
(誤字)「フリーランスでやるう 」→(正)「フリーランスでやる上では」ニヘイ「アニメーターで働いていた時代つらかったこともあり、フリーランスでやるう教える立場もいいなと思っています。」#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
・和田淳「グレート・ラビット」上映。
和田淳「グレート・ラビット」(2012) 7分10秒/カラー/ステレオ
製作:サクレブルー・プロダクション/カルトブランシュ
サウンドデザイン:滝野ますみ カラーデザイン:尼子実沙 監督・脚本・編集・声・アニメーション:和田淳
ベルリン国際映画祭 短編部門銀熊賞、サーキットオフ映画祭 Off International(グランプリ)賞、文化庁メディア芸術祭 優秀賞、広島国際アニメーション映画祭 優秀賞等
・参考
Atsushi Wada ウェブサイト
http://kankaku.jp/independent-jp/rabbit.html
「文化庁メディア芸術祭受賞作品」
http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2012/animation/works/16an_TheGreatRabbit/
和田さん、「グレートラビット」を上映。— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
折笠「和田さんの藝大時代の作業机には、何もなかった記憶があるが…」
和田「ニュートラルでいたいから、壁に貼ったり物を置いたりはしないんですよね…」#08ZOOM #アニメーションの思想地図 pic.twitter.com/b51W2LDtg5
重箱の隅をつついていこう、という感じでやっている。ルールギリギリのところをゆこうとしている。(アニメーションは)絵のうまさではない部分で表現できることに気づいて、それが認められたこともあり。#和田淳 #08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
ニヘイ「ストーリーボードについては?」— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
和田「テーマに対する自分なりの答えがあり、大きな意味では変わっていないが当初と変えた。完成時、どこが「不服従」なのかプロデューサーに聞かれ、言葉で説明するはめに…。いい意味で謎を残せたのかな。」#和田淳 #アニメーションの思想地図
— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
・第8期生上映作品についてご感想…!
第8期生の作品について— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
折笠「音がよかった。AEON、地震かなと思うくらい音が体にきて印象的だった」
山村「5.1chで作った作品が例年より多いので、シアターでは大きく出てしまったのもある」#08ZOOM #アニメーションの思想地図
宮嶋龍太郎「AEON」 |
第8期作品について— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
ニヘイ「技法的にわかれるのだなと思った。クラフト感がある作品が多く楽しかった。栗原さんの作品、造形も動きもヘンで面白いな。個人的にツボでした。」#08ZOOM #アニメーションの思想地図
栗原萌「Mind Room」 |
— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
梅村晴香「yelp」 |
矢野ほなみ「染色体の恋人」 |
・それでは、来場者からの質疑に移ります。
Q.和田さんの描く幼児について素朴な疑問。
来場者質問「作品を通して、顔の目のパーツが寄ってきているが…」— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
和田「作品の中でどんどん太っていく子供を描いてわかったが、太った子供を描いた時、離すと可愛くなりすぎちゃう。寄せると絶妙な可愛くなさが保たれる…。」 #和田淳 #08ZOOM #アニメーションの思想地図
ご自身のお子さんを描いたときは、可愛い赤ちゃんの動画を参考に見すぎて可愛くなりすぎてしまったのだそう。
Q.やはり政治や内面的なテーマを描くことが作家性につながるのか?
(質問)政治や内面的なテーマを描くことについて— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
ニヘイ「アニメーションを技法に選ぶ人たちは内面的なテーマにいく傾向があるが、イギリスでは商業的なものを作りたいきっかけで専攻する人が多い。…」#08ZOOM #アニメーションの思想地図
…日本ではインディペンデントでやりたい人は商業的な専門学校に進む人に比べたらその傾向が強いとは思います。」#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
和田「グレートラビットのときは震災を意識したが、直接描くことはしなかった」#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
折笠「学生作品をみて、スクリーンの隅が怖いんだなと思った。内面を見られることへの意識…」#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
映画を鑑賞するという行為はその人にとって、身体を拘束された状態である体験を強いられるということ。それは自由な作り手にとって、どのような利となるのだろう。山村「痛みをダイレクトに伝えていくことについてどうですか」— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
折笠「身体的な刺激、座って映画を見ることの垣根が壊れている傾向。見てる人の肉体改造みたいなことが映画でできたらいいと思ってるんですけどね…」#08ZOOM #アニメーションの思想地図
Q.表現することと食べていくことの両立、どうしていくつもりですか?
(質問)表現することと食っていくことのバランスについて— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
和田「教員と自分のやりたい制作の需要と供給が合わない。探りながらやっている、自分から働きかけないと来てくれないので、企画を提出したり売り込み的なことをしていきたい」#08ZOOM #アニメーションの思想地図
ニヘイ「スタイルを変えられないからこその需要もある。あと20年かかって稼げなくてもいいと思ってやっています。」#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
・今日はここまで。ありがとうございました!折笠「今のところ、考えなくていいくらい恵まれて来た。将来不安になるときは、嘘のイメージに負けているのでは。とにかく作ります。」#08ZOOM #アニメーションの思想地図— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
短くも濃密な90分の対談、お疲れさまでした。これにてトークは終了です!三者三様のスポットを見ていきながら、作品や制作について、とても考えさせられる講演でした。— geidai_08_zoom (@geidai_08_zoom) 2017年3月5日
和田さん、ニヘイさん、折笠さん、司会の山村さん、ありがとうございました!✨#和田淳 #ニヘイサリナ #折笠良 #08ZOOM #アニメーションの思想地図 pic.twitter.com/wJCHZSrQ2g
またどこかでお会いできますように!
和田淳 http://kankaku.jp/index.html
折笠良 http://orikasaryo.exblog.jp/
ニヘイサリナ http://cargocollective.com/sarinanihei
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